思春期脳とは? 〜子供脳の可能性〜

こんにちは!ぽちママです

今日は脳について書こうと思います。

息子が転換性障害を発症した時や不登校になった時、息子の脳に何が起こったのか。
それを知りたくて脳に関する本を何冊か読みました。

結局、転換性障害に関しても不登校に関しても、これ!というのは見つかりませんでしたが
子供脳、思春期脳、大人脳について「母脳」という本で気づきがありました。

本当に何度読んでも前書きで泣ける本です
今読んでも間違いなく泣きます

それはさておき、まず子供脳。

12歳までの子供脳は、
後の人生の発想力や情感の豊かさを決める感性記憶という方法で記憶します。
感性記憶とは、ことの成り行き以外に五感が受け取った感性情報も丸ごと記憶していく方法です。

例えば
「田舎のおばあちゃんの家で昼寝をした時」のことを思い出すと、その時に嗅いだ「匂い」も想起することがあったりするのはこの記憶形式のせいです。

とても情緒豊かな感性記憶ですが、容量が大きすぎるため人生すべての出来事を記憶するのは不可能であり、さらに大きな塊で記憶されているので検索に時間がかかり、とっさの判断には使いにくいというデメリットがあります。

次に12歳から13歳の脳。
子供脳から大人脳へ劇的に変化する ”変化期”。
感性記憶では容量が大きすぎて沢山の出来事を記憶するのが難しいため、
記憶形式をもっと要領のいい形式へと進化させる時期です。

記憶形式を変化させることで、起きた出来事を過去の出来事と照らし合わせ、
パターンとして記憶し、そのカテゴリの引き出しにしまっていく感じです。
なので一生分の出来事も記憶できるし、とっさの判断でもすぐにその引き出しを探し当て
適切な答えを出すことが出来るようになります。

13歳から15歳までは新しい記憶形式に慣れるための ”移行期”。

記憶形式が変化すると同時に、分別と忍耐を司る前頭前野の発達期でもあります。
なのでこの時期の脳はとても不安定であり、同時に社会性に目覚める時でもあるのです。
お分かりだと思いますが、ここが ”思春期脳” になります。

そして15歳、ようやく大人脳の完成です。

まとめると
子供脳 はとても情緒豊かな記憶形式をとっており、
この時期の脳の使い方は後の人生の発想力や情感の豊かさに影響します。
なのでこの時期に受験勉強のような答えの決まっている問題を叩き込むと
発想力が失われがちになるそうです。
ちなみにアインシュタインなどの天才脳は、放っておかれた脳からしか生まれないそうです。

次に12歳〜13歳の移行期
この時期の脳は誤作動を起こしやすくなっています。
そもそも記憶形式が変わってきたにも関わらず、
脳の中のデータは古い形式のデータしかありません。

次に思春期脳
これはこれはもう大変です!不安定すぎます!
まだ新しい記憶形式に慣れてもいないのに社会性も出てきて自立しようと奮闘します。
しかも生殖ホルモンが人生最大で、その生殖ホルモンに脳が初めてさらされる時期。
男の子は攻撃的に、女の子はイライラしたり気分のムラが激しくなります。

さらに身長も伸びるため、血中のアミノ酸や鉄分が不足し、脳が酸素不足になります。
思春期脳はやたらと眠たく、ぼ〜っとしちゃうのもこのためだそうです。

思春期脳は先の記憶形式の変換に加え、生殖ホルモン、血中のアミノ酸や鉄分不足で
常に脳がストレスにさらされ、同時に社会性の目覚めで周囲の目が気になったり
恋愛をしたり、精神的に自立しようとしたり・・・。

ストレス → 誤作動→ 周囲や親と揉める → ストレス 

このループに陥っています。

思春期脳は気の毒すぎる!!!と「母脳」の著者、黒川伊保子さんは言っています。
だから思春期脳は誤作動するもんだと半ば諦め、
「クソババア」と言われたり、だるそうに返事をされても
「あ〜、思春期よね〜」くらいで受け取った方がいいと言っています。

どうですか?
思春期脳、本当に気の毒すぎると思いませんか?
私は自分の思春期を思い出して、「そういうことだったのね〜」と妙に納得しました。
そして、私に対して横柄な態度をとる息子を、
「あ〜、順調に思春期脳じゃん」と、ムカつきながらも温かく見守っています。

どうか皆さん、思春期が終わり、優しい我が子に戻るまで、しばらくの我慢です。
思春期脳に苦しんでいる我が子を適切な距離で見守って行きましょう

母脳: 母と子のための脳科学
黒川 伊保子
ポプラ社
2017-11-16



母脳 母と子のための脳科学 (一般書 153) [ 黒川 伊保子 ]
母脳 母と子のための脳科学 (一般書 153) [ 黒川 伊保子 ]

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